台風19号 地域における災害対策

甲府市の大里地区では、昨年より携帯電話のアプリ「LINE」を活用した情報配信の為の公式アカウントを作成して、災害時に情報を共有しています。

災害では周囲の状況を確認して判断・行動することが大変に重要です。

令和元年10月12日の夜半に、大型で非常に強い台風19号が山梨県に最接近しました。

大里地区では13時に災害対策本部を設置して、大里地区自治会連合会/甲府市消防団大里分団【災害対策本部】は情報共有ができるよう連携を行いパトロールを実施しました。情報をアカウント登録者に共有しました。

地域における自主防災組織活動を考える意見交換会

令和元年9月26日9時より当法人所在地であり、リニア山梨県駅建設予定でもある甲府市大里地域において、地域内各種団体長が集まり今後の地域防災活動についての意見交換が行われ当会も参加いたしました。まず初めに大里地区防災部会長・吉岡様より大里地域防災における現状及び問題点等が提起されました。

・防災訓練について地震訓練から水災訓練にシフトをしたく、甲府市に陳情しているが未だ変更されない点。
・防災訓練においては、避難訓練を重視すべきであるが、要支援者情報について、各自治会長交代時の引継ぎが行われておらず、各自治会からの協力が得られていない。
・県・市からの防災情報について情報の発信が不十分であり、水災時の避難場所が住民に周知徹底されていなかった。県・市に訴えたが指導がない。

交換会では、上記について話し合いが行われ、各種団体の役割分担について話し合われた。
水災における避難場所が現実的ではなく、実地に伴った訓練になっていない点、その点について、軒下10m以上のRC構造物等の強固な建造物を各自治会が調査し防災部会に情報提供し、避難地マップの作成をおこなうことや、 またDIPを行うことにより住民が避難地を自ら模索するのもよいのではないかという意見や、要支援者マップにおける個人情報流出の危険性等の意見が活発に話し合われた。